カメラ初心者必見!SDカードの選び方とおすすめ4選の紹介
初めて一眼レフやミラーレスカメラを購入する際、忘れてはいけないのがSDカード。撮影した写真や動画の記録に欠かせないアイテムです。
しかし、SDカードにはいろんな規格があり、まったくのカメラ初心者にとっては、どれを選べばいいのか本当にわかりにくいですよね。
わたし自身もカメラを購入を考えており、あなたと同じようにSDカード選びで頭を悩ませていました。
結論から言ってしまうと、これからカメラを始める初心者は「ProGrade Digital GOLD」というSDカードを選べば間違いありません。
カメラを仕事にする多くのプロが、「プログレード・デジタル(ProGrade Digital)」というメーカーのメモリーカードをおすすめしていました。
この記事では、初めてカメラを購入する初心者が失敗せず、最適なSDカードの選び方をわかりやすく解説し、おすすめのSDカードをご紹介します。
調べ事が得意で、気になったことはとことん探求したくなるわたしが、写真家やクリエイターのYouTube動画などで徹底的に調査し、その結果をまとめました。
安心して、ストレスなく快適に、自分のカメラで写真や映像を残すために、ぜひ参考にしてください。
楽しいカメラライフを送るため、一緒に最適なSDカードを見つけましょう!
【SDカードの選び方】カメラ初心者が知っておきたい基礎知識
カメラ用のメモリーカードっていろんな種類があるし、カメラによって対応しているカードも違います。
いろんな規格があって初心者が選ぶのは難しいですよね。
SDカード選びで失敗すると、カメラに対応していなかったり、カメラの性能が発揮できなかったり、撮影したデータが壊れたりする可能性があります。
なので妥協せず、信頼性があって性能の良いSDカードを選ぶようにしましょう。
適切な知識があれば、SDカード選びはぐっと簡単になります!
カメラ初心者でも安心して快適に使えるSDカードを選ぶために、最低限これだけは覚えておくといい基礎知識をまとめました。
カメラ用メモリーカードの種類
カメラで使われるメモリーカードとして主に以下の3つがあります。
カメラで主に使われるメモリーカード
- SDカード
- microSDカード
- CFexpressカード
「SDカード」は最も一般的なメモリーカードで、多くの一眼レフやミラーレスカメラで使われます。
それから、「DJI Osmo Pocket」や「GoPro」などのアクションカムでよく使わるのが、SDカードよりも小さい「microSDカード」です。
そして、SDカードの何倍もの高速データ転送が可能で、最上位クラスの一眼カメラなどで採用されている「CFexpress」というメモリーカードがあります。
自分が購入するカメラはどのメモリーカードに対応しているのか、公式サイトで確認することを忘れずに。
SDカードの容量
64GB | 128GB | 256GB | |
写真(約2400万画素) | 約2,500枚 | 約5,000枚 | 約10,000枚 |
4K動画 | 約2時間15分 | 約4時間30分 | 約9時間 |
フルHD動画 | 約4時間50分 | 約9時間40分 | 約19時間20分 |
SDカードの容量を決める際、撮影する写真の量や動画の長さ、ほかにも撮影頻度や記録形式などに応じて決めます。
でもカメラ初心者だと、そのあたりはまだよくわからないですよね。
こちらもあくまでも目安として考えてほしいのですが、旅行やイベント、スナップ撮影などでは64GB以上を。動画も撮るのであれば128GBくらいあってもいいと考えます。
4Kなどの高解像度の映像を撮るなら256GBのメモリーカードを選ぶといいでしょう。
カメラ初心者でも、カメラライフをスタートさせたら自然と撮りに行きたくなるだろうし、きっとたくさん撮ることになるはず。
なので、カメラ初心者でも「64GB」もしくは「128GB」くらいあってもいいと考えます。
多めに見積もっておいて損はないですし、大は小を兼ねると言いますから。
自分の撮影スタイルに合わせて、必要な容量を選びましょう。
SDカードのデータ転送速度
SDカードのラベルには、Cの中に数字が記されたマークや、Vの隣に数字が記されたV30やV60といったマーク。ほかにはUの中に数字が記されたマークなど、さまざま規格が記されています。
これらは写真や動画のデータを転送する速度の基準みたいなもので、数字が大きくなるほど転送速度が速いことを示しています。
SDカードを選ぶ上で重要な要素が、このデータ転送速度です!
SDカードの転送速度は、データを「書き込み速度」と「読み込み速度」に分けられます。
撮影した写真や動画のデータをSDカードに記録するのに関わるのが「書き込み速度」です。
書き込み速度の速いSDカードを選べば、快適に連写できたり、動画撮影をスムーズに行うことができます。
書き込み速度が遅いSDカードだと、動画撮影の途中で止まってしまう可能性があるので注意しましょう。
そしてSDカードからパソコンにデータを移す時に関わってくるのが「読み込み速度」です。
読み込み速度の速いSDカードを選べば、データを素早くパソコンに転送できます。
大量の写真やファイルサイズの大きな動画をパソコンに転送する場合、読み込み速度が速いカードじゃないとデータを移すのに時間が掛かりストレスに。
信頼できるおすすめのSDカードブランド
ブランドの信頼性も、SDカードを選ぶ時の重要な基準になります。
撮影した大切なデータを失うリスクを避けるためにも、信頼できるSDカードブランドを選びましょう!
たくさんのメーカーがありますが、ここではとくに信頼でき、写真家やクリエイターから高い評価を受けている2つのおすすめブランドをご紹介します。
- プログレードデジタル(ProGrade Digital)
- ネクストレージ(Nextorage)
これらのブランドのメモリーカードを選ぶことで、安心して撮影したデータを記録でき、万が一の際にもサポートを受けやすく、カメラ初心者にとって多くのメリットがあります。
プログレードデジタル(ProGrade Digital)
「迷ったらプログレードを選べば間違いない」と多くのプロから太鼓判を押されているのが、プログレードです。
メーカーとしての信頼性はもちろん、製品自体の品質も非常に高いことで定評があります。
プログレードのメモリーカードは総合的なパフォーマンスが高く、安心して快適に撮影を楽しめるそうですよ。
プログレードには、「Refresh Pro」というソフトがあります。
このソフトは、SDカードの健康状態を確認でき、悪い状態だったらカード内をきれいにしてくれる機能で、カードの健康状態を良くしてくれます。
つまり、長く安心して使用するためのソフトということ。
しかし、このソフトを使用するにはプログレードの専用カードリーダーが必要で、ソフト自体は有料です(半年の無料トライアル期間あり)。
カメラ初心者でも、安心して快適に写真や動画を記録するために、プログレードのSDカードを選んでみてはいかがでしょうか。
ネクストレージ(Nextorage)
ネクストレージは日本の企業で、ソニーグループから独立した実績のあるメーカーです。
製品はソニー時代の長年の経験とノウハウに裏打ちされた高い信頼性と品質を誇るそうです。
ネクストレージのSDカードを買うとデータ復元ソフト「メモリーカードファイルレスキュー」が無料で付いてきます。
このソフトは、予期せぬデータの損失が発生した場合に使える便利なものです。
高い信頼性と品質ながら、プログレードよりもリーズナブルな価格が特徴です。
「プログレードはちょっと高いかな」と思う方はネクストレージのSDカードを選ぶといいでしょう。
カメラ初心者におすすめのSDカード4選
SDカードっていろんなメーカーから、いろんなモデルのものが販売されていて、カメラ初心者には選び切れませんよね。
ここでは、たくさんあるSDカードの中から厳選して4つに絞りました。
カメラ初心者でも迷うことなく選べるはずです。
迷ったらこれで決まり「ProGrade Digital GOLD」
どれを選べばいいかわからず、頭を悩ませているカメラ初心者さんは、とりあえず「ProGrade Digital GOLD」を買っておけば間違いありません。
連写はあまりしないし、4K動画もそれほど撮影をしないのであれば、これでオッケー!
プログレードのGOLDシリーズは、カメラからSDカードにデータを書き込む速度が優れているのですが、とくにSDカードからパソコンにデータを読み込む時の転送速度がとても速いのが特徴です。
なので快適に撮影できるのはもちろん、データをパソコンに移す時もストレスなく行えます。
「いままで安価なSDカードを使っていたけど、ProGradeのメモリーカードに乗り換えたらすごく快適になった」という声もあり、その性能の高さがうかがえます。
多くのユーザーから高評価を得ており、SDカード選びで迷っているなら、「ProGrade Digital GOLD」を選べば間違いないでしょう。
- ストレスなく、SDカードからパソコンにデータを移したい
- そんなに連写するつもりはないし、基本的にスナップや風景をメインで撮る
総合的なパフォーマンスを重視するなら「ProGrade Digital COBALT」
連写を多用するシチュエーションで撮影したり、4K動画もガンガン撮影をしたいという方は「ProGrade Digital COBALT」がおすすめです。
なぜなら、撮った写真や動画のデータをSDカードに書き込む速度が速いうえに、SDカードからパソコンにデータを入れる時の転送速度もスピーディだからです。
連写撮影を頻繁に行う野鳥撮影やスポーツ撮影に最適で、4K以上の高解像度の映像撮影にも対応しています。
動画クリエイターや本格的にカメラを使いこなしたい方におすすめ!
性能を最優先に考える方は、「ProGrade Digital COBALT」を選べば間違いありません。
- 快適に連写したいし、4K映像もガンガン撮りたい
- とにかく書き込みも読み込み速度もどちらも重視したい
快適に連写撮影を楽しみたいなら「Nextorage UHS-II Pro」
連写性能を重視し、撮影の快適さを追求したい方には、「Nextorage UHS-II Pro」がおすすめです。
カメラからSDカードへの書き込み速度がとにかく速く、連写でもストレスなく撮影できると評価の高い一枚。
スポーツ撮影や野鳥撮影など、決定的瞬間を捉えたいなら最適なSDカードですよ。
パソコンに転送速度はそこまで気にしないけど、少しでも連写を重視したい、とにかく快適に連写撮影をしたいという方はネクストレージのUHS-II Proシリーズを選ぶといいでしょう。
- とにかく快適に連写したい
- プログレードのコバルトより価格を抑えたい
価格を抑えたいなら「Nextorage UHS-II SE」
少しでも価格を抑えたいけれど、性能もしっかり欲しいという方には、「Nextorage UHS-II SE」がおすすめです。
書き込み・読み込み速度とも十分な性能を持ちながら、比較的リーズナブルな価格が特徴です。
日常のスナップや旅先での風景を撮るくらいであれば、問題なく快適に使えます。
これから写真を始めたい初心者におすすめですよ。
コストパフォーマンスに優れているため、予算を気にしながらも高性能なSDカードを求める初心者に最適な選択肢と言えます。
コストを考えつつ、信頼できるSDカードを求める方にぴったりの選択肢です。
- 基本的にスナップや風景を撮るくらい
- なるべく価格を抑えながらも、性能とコストのバランスを重視したい
SDカード購入時の注意点
SDカードを購入する際にいくつか大事なポイントがあります。
ここでは、安全にSDカードを購入する方法と大切な写真や動画データの管理について解説します。
SDカードの購入先はAmazonで決まり
今回ご紹介した「プログレードデジタル」と「ネクストレージ」のSDカードは、Amazonで購入することをおすすめします。
Amazonでの購入時、必ず販売元が正規品を取り扱う公式ストアからの買い物であることを確認しましょう。
SDカードはあくまでも一時的な保存場所
SDカードは写真や動画データの一時的に保存する場所に過ぎません。
大切な写真や動画を残しておきたい場合は必ず、HDDやSSDなどに定期的にデータを移行することをおすすめします。
SDカードは使用するうちに寿命が来たり、物理的なダメージや静電気でデータが失われることがあります。
なので、撮った写真や動画は定期的にHDDやSSDなどに移しておきましょう。
SDカードの関連アイテム
SDカードの保管や撮影したデータの管理には適切なアイテムが欠かせません。
ここでは3つの関連アイテムをご紹介します。
外付けストレージ
先ほどお話しした通り、SDカードは写真や動画データの一時的に保存する場所に過ぎないので、定期的にHDDやSSDにデータを移しておく必要があります。
SSDとHDDの特徴をまとめたので、予算や自身に合ったストレージを選びましょう。
SSDの特徴
- HDDよりも耐久性が強いため、持ち運びや使用中にデータが損失するリスクが低い。
- 容量あたりの価格が外付けHDDに比べて高い。
- HDDよりも転送速度が速いので、パソコンにSSDをつなげたまま中に入っている写真や動画を編集ができる。
- 写真のレタッチや動画編集を楽しみたいならSSDがおすすめ。
HDDの特徴
- ポータブルHDDはSSDに比べて耐久性が劣ると言われいるので、大切なデータを保管する場合は注意して取り扱う必要がある。
- 一般的にHDDの方がSSDよりも寿命が長いと言われている。
- SSDに比べて容量あたりの価格が安いので、予算がない方におすすめ。
- ただデータを保存しておくだけならHDDがおすすめ。
Samsung T7 Shield
SanDisk エクストリーム ポータブルSSD
東芝 ポータブルHDD
バッファロー ポータブルHDD
カードリーダー
カードリーダーは、SDカードからパソコンに写真や動画を移す時に使う製品です。
SDカードの性能を最大限に活かすためには対応したカードリーダーが必要で、すべてのカードリーダーが同じ速度でデータを移せるわけではありません。
なので、SDカードの速さを生かすためにはちゃんとしたカードリーダーを選ぶ必要があります。
ProGrade UHS-II SD/microSD カードリーダー
プログレードのSDカードの読み込み速度(SDカードからPCへの転送速度)を最大限発揮させるための必須アイテム。
こちらのカードリーダーは高速なデータ転送が可能で、時間を節約しながら、スムーズに写真や動画をパソコンに移すことができます。
多くの写真家やクリエイターがおすすめしている製品なので、カードリーダーで迷ったらプログレードのカードリーダーを選びましょう。
カードケース
SDカードを安全に持ち運んだり、保管しておくために持っておきたいのがカードケース。
ここでは、かさばらずコンパクトに収納でき、持ち運びに便利なカードケースを2つ紹介します。
thinkTANK SDピクセルポケットロケット
PGYTECH SDカードケース
SDカードは絶対に妥協してはいけないアイテム
カメラを楽しむ上で、SDカード選びは意外と見過ごされがちです。
カメラ初心者の方は、「SDカードくらい後回し」「安いものでいいや」と妥協したくなるかもしれません。
確かに、カードを変えても写りは変わないので何でもいいかなって思ってしまいますよね。
ですが、使用するカメラに合わせて適切なSDカードを選ばないと、カメラの性能を発揮できなかったり、撮影データが失われたりする可能性があります。
しかし、それは撮影した大切な思い出の1シーンを逃したり、データを失ったりする恐れがあるのでおすすめできません。
最新のカメラは高機能化が進み、それに伴いSDカードにも高速・大容量が求められます。
「Amazonの安いランキング上位のカードでいいか」と考えるのは、良い選択ではない思います。
「安心して快適に、自分のカメラで写真や映像を残す」ためにもSDカード選びで妥協しないことが大事です。
とある写真家は、カメラアイテムの中でSDカードを“絶対にケチってはいけないもの”として挙げていました。
せっかくの一眼レフやミラーレスカメラを思う存分活かすためにも、妥協せずに高品質で信頼性の高いSDカードを選びましょう。
まとめ
この記事では、SDカードの基礎知識を解説し、4つのおすすめ商品をご紹介しました。
「安物買いの銭失い」にならぬよう、SDカードは信頼できるメーカーのものを選びましょう。
この記事を参考に、自分にぴったりSDカードを選び抜いてください。そうすれば、快適なカメラライフが待っているはずです。
ちなみにわたしは「ProGrade Digital GOLD」を選びます。
なぜなら、基本的にスナップや風景を撮るくらいで、動画もあまり撮らないつもりだから。
RAWでの撮影もしたいと思っているので「Nextorage UHS-II SE」ではなく、「ProGrade Digital GOLD」を選ぼうと思います。
なによりコストパフォーマンスに優れていて、性能や価格帯など全体のバランスがちょうどいい。
購入するカメラにもよりますが、カメラ初心者には「ProGrade Digital COBALT」と「Nextorage UHS-II Pro」ほどの性能はまだ必要ないかなと。
結局、カメラ初心者にとって「ProGrade Digital GOLD」が1番いい選択なのかな、と今回カメラ用のSDカードについて調べてわかりました。